天然肉体詩人ふじえだむしまるさんと、息子さん娘さん、Madoka Danceさん、シーラカンスじゃんさんの公演を見た。
むしまるさん一家の自然か超自然に憑依したようなパフォーマンス、まどかさんの人間の美しさを表現したようなパフォーマンス、じゃんさんの声と響きのパフォーマンス、それぞれも凄くてさらには混然一体となって演じて素晴らしかった。
見ているうちに夢中になり、人間の可能性というものについて気づかされた。
人間の可能性とは人間の肯定だと感じた。
たとえば、身体には24の脊椎があるが、あなたはそのそれぞれの存在を個別に感じ取り、個別に動かすことができるだろうか?
一般の人だと脊椎のそれぞれを個別に動かすことなんて考えたことも無くて、胴体全体をほとんど一塊のように扱って動かしていることも多い。
私自身はゆる体操をやっていて、身体の各部をそれぞれに繊細に動かすことを訓練しているが、まだまだまだまだ目指すところには足りない。
そのようなことをして何になるのかと思われるかもしれないが、楽しいからやっているのだw
(もちろん健康効果とかも色々あるけど)
脊椎を自由に動かすというのは、椎骨一つ一つを感じ取り、周りの筋肉を感じ取り、個別に動かすことだ。
大まかに一塊で動かすことと比べたら、自分の身体を繊細に感じ取って扱うことが必要だ。
それは身体に対する愛情だと思っている。
別に身体を繊細に動かすことにとどまらない。
頭脳を働かせることだって脳内の働きを繊細に精密に行うことによる、人間の可能性の発揮だ。
人間は誰でも身体と心をいくらでも繊細に広く深く多様に扱うことができ、そのように愛することができる。
そういったことを感じ考えた。