いい悪いは、誰にとって?

2019-06-16

最近自分は「いい」「悪い」という言葉を聞くと「誰にとって?」という言葉が自動的に浮かび上がってきます。

気にしてみると、あまりに多くの場合に「いい/悪い」が「誰にとって?何のために?」ということに対して無自覚に使われすぎているような気もしています。

「いい」「悪い」は価値判断ですが、それを口にしたときについ「世の中全部にとっていい/悪い」という気になってしまいがちです。
世の中にとっていいと思ってしまうと、自分が正義であり受け入れない人は悪であると思って対立してしまいそうです。

口にした人にだけではなく、耳にした人も「世の中全部にいい/悪い」と思ってしまいそうになります。
自分の価値観と違う「世の中全部にいい」を素直にそのまま受け取ってしまうと、自分は悪いんじゃないかと不必要に自分を貶めてしまいそうです。

そういったことを防ぐために私は「いい/悪い」を「目的にかなっているか/目的から遠ざかっているか」という言葉に置き換えています。

意識するのは「私の目的」「あなたの目的」「会社の目的」「この場に集まった人の目的」といったように多岐にわたります。

まずは「私の目的」に素直になって自覚的になりましょう。
それが「人の目的」を察する訓練にもなります。

もちろん人の目的なんて誤解することが常ですから断定なんてできません。
それでも、多様な人の多様な目的を常日頃から意識することは有用です。

そのことを習慣にしていると、「いい」「悪い」と言ったときに引き起こされがちな対立を避けることができ、さらには自分自身の自己評価も不必要に下げないですむと思っています。

思索

Posted by 佐伯真哉